ユーロドル(EUR/USD)の取引方法

ユーロドルは1.3497ドルの高値を付けた後、1.31ドル前半まで一気に振り落とされるという“ボラティリティの荒い値動き”を記録しています。

 

週足チャートを見ると上ヒゲの長いコマ線となっており、上値が重たいことを確認した格好となっています。一目均衡表(週足)では、雲上限となる1.3509ドル手前で失速していることからかなり強い抵抗線であることが窺えます。この雲上限はしばらく水平に推移しているため、今後の節目のポイントとして意識されることになりそうです。

 

現時点では厚い雲の中で高下を繰り返していますが、改めて下値への警戒感をもって臨む必要がありそうです。雲下限は1.2935ドル辺りにあり、安値である1.1875ドルから高値の1.4282ドルまでの半値押しが1.3080ドルとなるため、これらの水準を念頭に置いて対応していく必要があります。

 

戻り売りの姿勢が強まっており、短期筋のポジションもユーロ売りに傾斜している中、“ユーロ買い”材料が出た際のマーケットはいつも以上に敏感に反応する可能性があるため、要注意です。

ドルの堅調さとリスク回避の円高とのバランス

ここ最近の為替相場は、長期金利の上昇を背景としたドルの堅調さとユーロ圏の信用不安に伴うリスク回避の円高とのバランスを見極めながら対応する必要があります。

 

日本の場合、流動性確保のための資金供給が功を奏し、短期金利は低下していますが、その一方で米国債下落に伴う利回り上昇によって、日米間の金利差は拡大方向に向かっています。季節的要因という一過性のものであれば影響は限定的ですが、この状態が続くと将来的には“円キャリー取引”が再び活性化する下地が出来上がってくる可能性もあります。ただし、ユーロ圏における信用不安がユーロ相場の重石となり、クリスマス休暇前のポジションの手仕舞いや年末年始におけるリスク回避の動きから、ユーロ円を軸にクロス円全体が“円買い”に傾きやすい流れにあり、方向感を見出しづらい状況が続いています。

 

ユーロの信用問題に加え、年末決算前のレパトリやドル資金調達ニーズの高まりによって需給バランスが崩れ、足下のドル金利上昇が為替相場へ影響を及ぼす可能性もあり、基本的にマーケット参加者はポジションを抱えることは避けるため、少し荒い相場展開も覚悟しておく必要がありそうです。

 

ドル円をテクニカル的に見ると、90日移動平均線や200日移動平均線など、長期移動平均線は緩やかな下降曲線を描いていますが、21日移動平均線などの短期線は上昇傾向にあることが分かります。84円半ばの売りオーダーに阻まれ、改めて上値の重さを確認しているため、持ち高調整のドル売りが優勢の展開となっています。米国の長期金利上昇傾向が持続した場合は改めて上値を試すことになりますが、前述のとおり、リスク回避の円高という要素も加味して考える必要があるため、場合によっては想定以上の押しを作ってくることも想定して置かなければなりません。

 

90日移動平均線が位置する83.30円や一目均衡表(日足)の雲上限が位置する83.10円まではボックスの範囲内であり、83円割れや84.50円超えが明確になるまではレンジ相場を前提として対処していきたいと考えます。

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相場を動かす経済指標一覧

項目名1 項目名2
20日 18:00 ユーロ圏10月経常収支
20日 22:30 加10月卸売売上高
20日 22:30 米11月シカゴ連銀全米活動指数
21日 日銀金融政策決定会合
21日 16:00 独12月GFK消費者信頼感
21日 21:00 加11月消費者物価指数
21日 22:30 加10月小売売上高
21日 22:55 米レッドブック週間小売売上高
22日 06:45 NZ・7-9月期経常収支
22日 08:50 日11月貿易収支
22日 18:30 英中銀金融政策委員会議事録[12月8-9日分]
22日 22:30 米7-9月期実質国内総生産[確報値]
22日 08:50 米11月中古住宅販売件数
23日 18:30 英11月BBA住宅ローン承認件数
23日 22:30 米11月耐久財受注
23日 22:30 米11月個人所得/個人支出
23日 22:30 米11月PCEデフレーター
23日 22:30 米新規失業保険申請件数
23日 23:55 米12月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報値]
23日 24:00 米11月新築住宅販売件数

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